不妊の原因の50%は男性にあります
不妊というと女性の問題と思う方が多いと思います。
しかし、現在、不妊の原因の50%は男性にあるとWHO(世界保険機構)から報告されています。
女性は生理痛が酷かったり、冷え性に敏感だったりと
目に見えるカタチで症状がわかる場合もありますが、
男性に関しては自覚症状がほとんどない場合が多いです。
だからこそ、男性も自分がどのくらい妊娠させる力があるのか?
ご自身の「妊娠力」を確認しておく必要があります。
男性不妊となる主な原因は?
男性不妊の主な原因は3つあります。
①精子濃度が少ない
②精子の運動率が良くない
③奇形精子が多い
これらの原因は見た目ではとてもわかりにくいです。
男性の方も精液検査をすることで自分の健康状態などがわかります。
食の改善や生活習慣を良くすることでこれらが改善することもあるので、
ぜひ、調べておくことをお勧めします。
少しでも自覚症状が知りたい
とは言っても、なかなか精液検査を受けよう!とは思いませんよね。
少しでも自覚症状があると行動につながると思いますので、
全てが当てはまるわけではないのですが、
傾向としての自覚症状をまとめてみました。
①陰嚢が腫れていたり、重いと感じることがある
②精巣が3センチ以下で小さめである
③勃起不全(ED)や射精障害で性交がうまくいかない場合がある
④避妊していないが1年以上妊娠しない
⑤精液の量が少なくなっている気がする
⑥精液が水っぽい
⑦精液の粘性がなくサラサラしている
⑧陰嚢上部にうっ血留などが肉眼で確認できる
思い当たる方は精液検査をしてみることをお勧めします。
精子数は年々現象傾向に
精液検査に置いての基準値はWHO(世界保険機構)によって発表されています。
あくまでも基準値ではあるので、基準値以上だから良い、基準値以下だから悪いということはありません。
平均値だと思っていただけると良いでしょう。
その基準値がここ10年間で減少しています。
これは全体的な男性の精子数や精子運動率、精子の正常率が下がっていると考えられます。
1999年の基準値
精液量:2.0ml以上
精子濃度:1ml中に2,000万以上
総精子数:4,000万以上
運動率:50%以上
正常形態率:15%以上(奇形率85%未満)
10年経った2010年の基準が明らかに減少しています。
2010年の基準値
精液量:1.5ml以上
精子濃度:1ml中に1,500万以上
総精子数:3,900万以上
運動率:40%以上
正常形態率:4%以上(奇形率96%未満)
精液検査も自宅でできるって知ってましたか?
自宅で精子をセルフチェックすることができる「seem」というアプリや
宅急便で匿名で精液検査をすることもできます。
もしかしたら。。。と思っても、なかなか病院には行きずらい。。。
パートナーの方に精液を調べるということを伝えられない。。。
など、精液検査が気になっているのに一歩踏み出せない方もいると思います。
誰にも知られずに検査することも可能なので、
ぜひ、行ってみてください。